課程認定校とは

日本レクリエーション協会制定公認指導者認定・登録規程に基づいて、大学・短期大学・専門学校等の高等教育機関において、日本レクリエーション協会(以下、「日本レク協会」という)が定めるカリキュラムと担当教員(教官)によって、日本レク協会公認指導者養成を行う課程を認定された学校を「日本レクリエーション協会公認指導者養成課程認定校」(略称:課程認定校)と称しています。

課程認定校のメリット

地域で開催されている講習会を積み上げる形態に比べ、学校および学生にとって資格取得に際して次のようなメリットが考えられます。

(1)効率よく単位履修が可能

学校の授業の一環として資格取得に必要な単位が履修できるので、スムーズに学習を進めることができます。

(2)学科の特色を生かした授業内容が可能

学生の就職先をイメージし、就職してから役立つレクの知識・技術として先生が授業内容を選択することができます。

  • 福祉系学科-福祉施設における集団へのレク支援のスキルやクラブ・サークル活動の支援、施設内の年間行事、地域交流のイベント等の企画や運営ができる。
  • 保育・幼児教育系学科-幼稚園や保育園、放課後こども教室等におけるこども達への発達段階に応じたあそびの支援や親子遊び・三世代交流等のイベントを企画・運営できる。
  • 体育系学科-スポーツクラブや地域の健康づくり活動における楽しいスポーツ・レクリエーション活動(特に活動への導入)の提供やサークル等の仲間づくり、行事やイベント等の企画・運営ができる。
  • 教育系学科-小学校や中学校、高等学校における学級経営(クラスづくり)や学生・生徒のスムーズな授業への導入スキル、学校行事等の企画・運営ができる。

(3)学内審査による資格の付与

一般の地域で行われている審査会ではなく、各学校ごとの学内審査になりますので、学生も先生も学内のスケジュールなどに合わせて審査が実施でき、審査方法も簡便です。

(4)資格取得に必要な単位を取得したら資格登録申請が可能

資格取得に必要な理論・実技・現場実習の単位を取得(または取得見込み)すれば資格申請ができます。
(例)4年制大学で、3年生の後期までにレク・インストラクターの資格取得に必要な授業をすべて履修できた(または3年後期で履修見込み)場合、資格申請に必要な手続きを取ることにより、在学中でも資格を取得することができます。

(5)その他、課程認定校となった学校のメリット

  • 日本レク協会の「賛助会員」と同様のサービスを受けることができます。
  • 課程認定校相互の情報交換や研究会の開催を行う「日本レク協会公認指導者養成課程認定校研究連絡会議(略称:課程認定校研究連絡会議)」の会員となり、他校の情報収集や教員相互のスキルアップ、都道府県レク協会との組織的な関わりなどができるようになります。

課程認定校の義務

(1)認定された内容に変更が生じた場合、速やかに変更申請の手続きをしなければいけません。

特に認定された内容の根幹に関わる教員の変更や、申請された学科の内容については、変更予定の段階からご相談下さい。

(2)日本レク協会が特に定める研修会等に教員を派遣しなければなりません。

頻繁に開催される訳ではありませんが、資格(レク・インストラクター等)の養成カリキュラムが変更になったり、社会的な重要な役割を担うような制度の変更など、直接教員に伝えるべき内容が生じた場合に規程に基づく「特に定める研修会」を開催致します。

課程認定校になるためには

(1)課程認定校になるための大きな3つの条件

課程認定校になるためには以下に示す3つの条件をクリアしていなければいけません。

ア)学校形態が以下の法律に適合していること
学校教育法に基づく学校形態が取られていないといけません。

  • 大学―学校教育法第83条「大学」
  • 専門学校― 〃 第124条「専修学校」
  • 短期大学― 〃 第108条「短期大学」
  • 各種学校― 〃 第134条「各種学校」

※上記以外の教育機関が認定申請をしようとする場合は、詳しい学校形態を説明する資料を提出していただき「これらと同等」と日本レク協会が認めることが必要です。

イ)養成課程がカリキュラムに位置づいていること
資格取得に必要な科目が、認定を受けようとする学科の教育課程(カリキュラム)にしっかりと位置づけられていなければいけません。
※カリキュラムに位置づいていれば、特に専門科目でなくても「基礎科目」もしくは「資格取得のための科目群」等でも構いません。

ウ)専任(常勤)の条件を満たした教員がいること
課程認定校になるためには、条件を満たした(日本レク協会の公認資格を持っている 等)専任(常勤)の教員がいることが必要です。大学・短期大学であれば教授・准教授・専任講師・助教が、専門学校・各種学校等であれば専任(常勤)の教員が「養成課程主任教員」として配置されていなければいけません。

養成課程主任教員は何故、専任(常勤)の教員でなければいけないの?

よくいただく質問です。日本レク協会では、養成課程主任教員に対してさまざまな役割を期待しています。
そしてこれらの役割は授業のコマを担当する非常勤講師等では対応できないものと考えています。

<養成課程主任教員に期待する役割>
(1)レク関連の授業科目を自ら担当
(2)レクの授業科目を担当する教員間の連絡調整  
(3)現場実習や資格取得に関わる学生・生徒への指導、助言、情報提供
(4)都道府県レク協会等、外部組織との連絡調整
(5)養成課程の統括的役割

(2)課程認定校になるためのスケジュール

課程認定を希望する学校は、申請を希望する学科のカリキュラム、担当する教員、各科目の学習内容等を所定の様式に記入して提出します。提出された書類は年2回開催(9月下旬と2月下旬)される審査会で審査されます。
以下に主な申請~認定の流れをご紹介します。

  9月審査 2月審査
【1】日本レク協会にて直接の面談
*任意としますが、なるべくご予定ください。
*ご予定いただく場合、お越しになる日程を事前にお知らせ下さい。
随時 随時
【2】各校にて申請内容の検討 → 申請書類作成 各校により異なる 各校により異なる
【3】申請書類の締め切り 8月第3金曜日必着 1月第3金曜日必着
【4】認定のための審査会 9月下旬 2月下旬
【5】結果通知 → 課程認定校として認定
*課程認定申請料(¥30,000)の請求書送付
10月上旬 3月上旬
【6】認定証の発送
*課程認定校として授業開始
*課程認定料の請求書送付
4月上旬

※【1】の「日本レク協会での直接の面談」は任意といたしますが、できるだけ設定されることをお勧めします。面談時間は1時間程度をご予定いただき、東京へお越しになる予定に合わせて事前にご連絡ください。
※面談時には下記の資料があるとスムーズです。新しく作成する必要はありませんので、既存の資料をお持ちください。
・申請を希望する学科のカリキュラム表
・養成課程主任教員として予定されている先生の略歴
・学校案内のパンフレット

課程認定校で取得できる3つの資格

課程認定校として養成できる資格は、以下の3種類です。

レクリエーション・インストラクター

<どんな資格?>
対象者に応じたさまざまな遊びのメニューとその提供技術、アレンジ方法を身に付け、楽しさの体験を多くの人に提供できる人材です。人と人との交流促進や、楽しさに主眼を置いた支援の方法を学んでいることも特色です。特に“対人支援”の職業を志向する学生さんにとって、楽しさを活用した支援技術は、対象者との信頼関係を築き、支援計画の効果的な実施する上で、必ずや役立つ資格になるでしょう。

レクリエーション・コーディネーター

<どんな資格?>
勝敗にこだわらず、気持ちよく身体を動かす爽快感を味わいたい。仲間と笑顔でスポーツ・レクリエーション活動を楽しみたい。クラブやサークル活動の設立やその運営の支援をしたい。レクリエーション・コーディネーターは、そんな地域におけるスポーツ・レクリエーション活動を応援する人材です。また、現在全国各地で取り組みが進んでいる「総合型地域スポーツクラブ」のクラブマネジャー的な役割を担うことも期待されています。
一方、教員に必要なレクリエーション活動やグループワークを活用した学級経営の方法や、運動嫌いをなくしスポーツに親しみやすくするための“身体ほぐし、身体つくり運動”を効果的に進める体育科教育の実践的な資格としても活用できるでしょう。

福祉レクリエーション・ワーカー

<どんな資格?>
社会福祉分野でも「人間の尊厳」を大切にすることが求められています。心身に障害があっても、一人一人の自己実現への道がいきいきとした生活を通して開かれていくことが大切です。そのためにレクリエーションは不可欠な要素と言えるでしょう。
このレクリエーションを、展開する施設や場面の“理念”に基づいて意図的・計画的に実施してこそ専門職の技術として位置付くものと考えています。
福祉レク・ワーカーは、こうした社会福祉や医療・保健分野における「レク援助の専門家」として活動するための資格です。