公認レク資格
大学・短期大学・専門学校で、定められたカリキュラムと担当教員によって、日本レクリエーション協会公認指導者養成を行う課程を認定された学校が「日本レクリエーション協会公認指導者養成課程認定校」(略称:課程認定校)です。
現在4つの公認指導者資格について、養成課程設置を認定しています。
都道府県 レクリエーション 協会の養成課程とは次のような違いがあります。
科目設置基準を満たす授業を履修することでき、履修することで資格取得ができます。
卒業後の進路に視野にした授業づくりを認めています。就職後に役立つレクの知識・技術を授業内容に盛り込むことができます。
学校で学内審査日を設定して、審査を行うことができますので学校のスケジュールに合わせた養成ができます。
資格取得に必要な理論・実技・現場実習の単位を取得(または取得見込み)すれば資格申請ができます。
(例)4年制大学で、3年生の後期までにレク・インストラクターの資格取得に必要な授業をすべて履修できた(または3年後期で履修見込み)場合、資格申請に必要な手続きを取ることにより、在学中でも資格を取得することができます。
レクリエーション・
インストラクター
「楽しさ」で集団をリード。
コミュニケーション力を引き出す
人が集まった時、緊張をほぐして、お互いにコミュニケーションをとりやすい雰囲気をつくる。
レクリエーション・インストラクターの学習では、レクリエーション・インストラクターこうした「アイスブレーキング」の方法を身につけたり、子どもたちや高齢者など、対象者にあわせて「遊び」や「スポーツ」などの活動をアレンジし、リードする方法を学びます。
こんな方にオススメです
スポーツ指導者、保育士、幼稚園教諭、小・中学校教諭、介護福祉士、職場等でレクリエーションを担当する方、等、地域活動に関わる方(介護予防、子育て支援、子ども会活動、子どもの居場所づくり、等)。
主な学習内容(全60時間)
レクリエーション概論 | レクリエーションの主旨の理解や支援目的の理解 |
楽しさと心の元気づくりの理論 | レクリエーション活動がもたらす楽しさや、対象者によって異なる心の元気づくりの課題の理解 |
レクリエーション支援プログラム | 子どもや高齢者など、身体能力やハンディキャップに合わせたレクリエーション活動の理解 |
レクリエーション支援理論 | ホスピタリティやアイスブレーキングの基礎理論と実践方法 |
指導演習・現場実習 | 対象者を想定した支援演習と、実際の場面での実習体験 |
スポーツ・
レクリエーション指導者
健康スポーツを進める人材。
体を動かす楽しさを伝え、
健康増進に向けたサポートを行う
スポーツを活用したレクリエーション活動を通じて、運動に親しんでいない人たちを含め、誰もがスポーツ・レクリエーションを継続的に楽しめる場を作り出す。 参加者の興味・関心にあわせて参加者が楽しめるように、スポーツ・レクリエーション活動を展開するための方法を学びます。 また、健康増進に効果的なスポレクプログラムや、誰もがスポーツの楽しさを実感できるニュースポーツ種目などの実技指導法を学習し、運動習慣の定着を促す手法を身につけます。
こんな方にオススメです
スポーツ指導者、保育士、幼稚園教諭、小、中学校教諭、総合型スポーツクラブ関係者、健康スポーツの職務に従事する行政や民間組織の職員、スポーツボランティア 等
主な学習内容(全60時間)
スポーツ・レクリエーション概論 | スポーツ・レクリエーションの社会的課題や指導者の指名などを理解します |
コミュニケーション・ワーク演習 | レクリエーション支援の基礎的な方法(アイスブレイキング・ホスピタリティ)を学習します |
スポーツ・レクリエーション生理学、心理学 | 運動効果を科学的な知見にもとづき、わかりやすく解説できるための学習 |
スポーツ・レクリエーション支援法 | コミュニケーションワークの学習をアクティブラーニング形式で学習します |
生理学・心理学に基づいた活動実践 | 幼児期・学童期・高齢期の体の仕組みに合わせた運動実践を学習します |
スポーツ未実施者に適した種目の習得 | スポーツ種目を4種目学習します |
総合演習と安全管理 | 指導案作成と示範演習。安全管理についても学習します |
指導演習・現場実習 | 対象者を想定した支援演習と、実際の場面での実習体験 |
レクリエーション・
コーディネーター
「楽しさ」を核にした行事・活動の運営・
マネジメント、
グループ運営や組織育成の
ための活動・事業企画
学校や地域、スポーツクラブ・施設で行う行事・イベントを企画・運営する。「子どもたちの成長」や「地域のつながり」といったテーマに向けて、「楽しさ」を活かした活動を実施する。レクリエーション・コーディネーターの学習では、スポーツや野外活動、生涯学習活動など、さまざまな活動をコーディネートして、企画・運営する方法を学習します。
また、グループづくりや組織育成という視点から、「楽しさ」を核にした行事・活動の活用を考え、継続的な事業企画を演習します。
子ども会活動や保育、学校教育、スポーツ指導、高齢者施設など、多くの人が集まる場面に関わる方に役立つ学習です。また、地域活動などに関わる方が、集団をリードするトレーニングとして学習しています。地域の中でのコミュニケーション不足等、人と人とのかかわり合いが薄れつつある昨今、地域社会の課題に目を向けて親しみやすいレクリエーションを切り口に様々な解決方法を見いだすなど、その必要性は年々高まっています。
こんな方にオススメです
スポーツクラブ等のインストラクター、小・中学校教諭、野外活動や自然体験活動の指導者、職場等でレクリエーションを担当する方、等、地域活動に関わる方(自治会や子ども会活動、子どもの居場所づくり、等)
主な学習内容(全161時間)
レクリエーションに関する基礎的知識・支援技術(51時間) | レクリエーション・インストラクター養成講座にて学習します。 |
生涯スポーツに関する基礎的知識(40時間) | 通信教育課程(レポート課題1回)。身体活動やその指導法、生涯スポーツ推進等に関する学習。 |
専門科目(70時間) | 通信教育課程(レポート課題7回)、講習会(2日間×3回)。 レクリエーションに関わる事業や組織を運営するための学習(マネジメント、マーケティング、ネットワーキング、プロモーション、プレゼンテーション、等)。 |
支援実習 | 実際の対象者に向けた事業の企画・運営。 |
レポート課題の免除 | レポート課題の免除については、こちらの「●受講・受験の免除対象」 をご参照ください |
福祉レクリエーション
ワーカー
福祉サービスの中で活かす
「楽しさ」と「遊び」
自立支援やリハビリ、
介護の目標に向けたプログラム企画
高齢者・障がい者に寄り添い、本人にぴったりの楽しく、快く、彩りにあふれた活動や時間の過ごし方を見つけ出す。そのことを通して、自尊心を保ち、喜びを感じ、輝くことができる生活への一歩を、本人と共に踏み出す。福祉レクリエーション・ワーカーの学習では、高齢者・障がい者等の自立支援や介護の目標にあわせて、レクリエーションを計画、実施、評価する方法を学習します。
また、ラポールを築くコミュニケーションスキルや、対象者同士の良い相互作用を引き出す展開方法、対象者の余暇活動を豊かにするための社会資源の活用方法についても学習します。
こんな方にオススメです
介護福祉士、社会福祉士、作業療法士、理学療法士、看護師、保健師等、医療・福祉サービスに関わる方、福祉施設等に関わるボランティア、介護予防活動に関わる方
主な学習内容(全201時間)
レクリエーションに関する基礎的知識・支援技術(51時間) | レクリエーション・インストラクター養成講座にて学習します。 |
社会福祉等に関する基礎的知識・援助技術(50時間) | 通信教育課程(レポート課題7回)。社会福祉制度や保健・医療体制等に関する学習と、福祉・医療に関する援助技術演習。 |
専門科目(70時間) | 通信教育課程(レポート課題5回)、スクーリング(3日間×2回)。 福祉サービスの中でのレクリエーションを活用した支援・援助の考え方、プログラムのプランニング、コミュニケーションスキル、レク活動のアレンジと展開、等。 |
現場実習(30時間) | 福祉施設等での現場実習(3日間)。 ※条件によって2日間免除有り。 ※平成22年5月に行われた講習会の様子は こちら でご覧ください。 |
レポート課題の免除 | レポート課題の免除については、こちらの「●受講・受験・現場実習の免除対象」 をご参照ください |
課程認定校でレクリエーション資格を取得した人へのインターネット調査結果
大学、短期大学、専門学校で令和3年4月にレクリエーション資格に合格したを対象に行った調査結果です。
回答時期:令和3年10月19日~10月30日 メールで案内しwebサイトから回答する。
レクリエーション資格を取得した理由について
- 仕事に役立つ 32%
- 将来、何か役立つ 24%
- 学校の先生からのススメがあった 14%
- レクリエーションを学んできた証となる 12%
- 趣味やボランティア活動に活かせる 11%
- レクリエーションが好きだから 7%
卒業して現在、資格を取得して良かったこと
- 就職活動に役に立った 32%
- 職場の業務にスキルが活かせた 24%
- 趣味やボランティア活動にスキルが活かせた 14%
- 自身の能力の証明に役立った 12%
- 資格手当など金銭的な利点があった 11%
- 講師など、レク指導の機会があった 7%
資格取得のメリット
1. 仕事に活かせるスキルを学ぶことができます
介護・保育・学校・スポーツの現場で活かせるスキルを楽しく体験しながら学ぶことができます。
介護現場で活かせるこんなスキルを身に付けられます!!
- 利用者の楽しみ・生きがいづくりの支援プランを作成
- 利用者との良い関係を築くコミュニケーション
- 利用者の意欲や自信を引き出すプログラムの展開
- 利用者に合わせたプログラムのアレンジ
介護保育現場で活かせるこんなスキルを身に付けられます!!
- こどもが夢中になるあそびの環境づくり作成
- こどもの意欲や自信を引き出すあそびの展開
- 集団あそびによる集団づくり強化の方法
- 利用者に合わせたプログラムのアレンジ
学校現場で活かせるこんなスキルを身に付けられます!!
- 良い集団づくりをするための雰囲気づくりの環境づくり作成
- 集団の関係性を強化するための知識と技術
- 子どもの意欲や自信を引き出すプログラムの展開
- 学校現場の課題に合わせたプログラムのアレンジ
スポーツ現場で活かせるこんなスキルを身に付けられます!!
- 対象者との良い関係を築くコミュニケーションスキル
- スポーツをしたという気持ちにさせる雰囲気づくり
- 対象者の意欲や自信を引き出すフィードバックスキル
- 地域住民の交流促進・絆づくりを行うプログラムの企画・実施
2. レクリエーションを通じて人とふれ合い、豊かな人間性を育むことができます。
レクリエーションを通じて人とふれ合い、豊かな人間性を育むことができます。
学校生活において
- レクリエーション活動を通じて、生徒同士の人間関係強化。
- レクリエーションを実際に展開することでの達成感、自信、主体性の獲得。
社会生活において
- 目的や意図をもったレクリエーションプログラムを体感することで、人に対して優しさや思いやりをもって振舞うことができる。
- 実習体験により社会とのつながりを感じることができる。